春の県高校野球組み合わせ決定 (平成29年2月)
3年ぶりにセンバツ切符を逃した県勢。統合校を含む出場38校の中に突出したチームは見当たらず、優勝争いは混戦模様だ。冬場の練習の成果を発揮し、夏への大きな自信をつかむのはどこか。組み合わせをA~Dの4ゾーンに分け、見どころを探った。
Aゾーン 有力校並ぶ激戦区
昨秋の県王者高松商と大会連覇を狙う大手前高松が初戦でぶつかるなど、有力校がそろう。高松商は秋の課題だった投手陣、大手前高松は打線がそれぞれ鍵を握る。エースが頼もしい秋8強の三本松や高松一も力は十分。攻撃力のある四学香川西、攻守にまとまる高松北も上位をうかがう。
Bゾーン 力似通い混戦必至
攻守に粘り強い藤井、守備が安定する高松の両シード校を含め、抜けたチームはなく混戦必至。統合チームの観音寺総合、打線が力強い観音寺一、投手陣が豊富な丸亀城西はいずれもゾーンを突破する地力を備える。高松工や高松南は、エースを軸に接戦に持ち込めるかが上位進出の鍵。
Cゾーン 英明が一歩リード
昨秋の四国大会ベスト4の英明が一歩リード。振りの鋭い打者が下位まで並び、エース右腕は粘り強い投球が光る。攻守のバランスが良い昨大会準優勝の志度や投手陣が安定感を増す小豆島中央も有力。1年生の好右腕を擁する丸亀や、高松中央、高松西、坂出商なども力がある。
Dゾーン 尽誠と坂出が中心
尽誠、坂出の両シードが中心。尽誠は左の好投手を複数擁し、冬場の練習で攻撃にも磨きをかけた。秋準優勝の坂出は持ち味の守備をさらに強化。勝ち上がりは戦列を離れている主力投手が復調できるかが鍵となる。伝統的に守りの堅い寒川や、津田、高松桜井、高瀬なども上位を目指す。